庚申さん

更新日:2022年09月30日

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石灯籠の奥にあるお堂には庚申塔や大峯講の碑が祀られている庚申さんの写真

ここで見たいのは入口の右側(写真一番右)の屋根に使われている石。古墳をよく訪れる人ならピンとくるかも。実は、古墳時代の石棺の蓋です。すぐ近くの寛弘寺古墳群で使われていたもの?!じっくり観察してみてください。
ちなみに奥のお堂には庚申塔や大峯講の碑が祀られています。
庚申信仰は、道教や仏教、神道、民間信仰など様々な要素が集まった信仰で、日本各地で様々な形で行われていました。例えば奈良町で、赤いさるの人形が軒先に連なっているのもその一つです。
庚申待、とは庚申(干支でいう「かのえさる」)の日に集まって徹夜をする行事で、民間信仰のひとつです。庚申の日の夜、人間の体にいる三尸(さんし)の虫が、天の帝釈天(閻魔大王とも)に日頃の行いを報告すると言われています。行いによっては地獄に落とされてしまうので、寝ずに語り合ったり、酒盛りをしたりして虫を天に昇れないようにするものです。戦前まで日本各地で盛んに行われていたようです。

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