白木陣屋跡

白木さん一万石

石川総長は、膳所藩七万石の藩主石川忠総の三男として生まれ、忠総の死後七万石の内一万石分として伊勢国神戸藩を授けられました。
総長は万治3年(1660年)に大阪城番に任命され、神戸藩に加えて河内国石川郡内に一万石を与えられました。
寛文元年(1661年)に白木北側の高台に役所(白木陣屋)を築き領主に代わって代官がこの地を治めることとなりました。
石川氏は総長の孫、総茂の代に常陸国下館藩に移されましたが、河内の領地はそのまま残り、幕末までこの役所は使用されました。

陣屋惣絵図(「白木村誌」より)

門(千早赤阪村吉年)
陣屋は、絵図をみると多くの建物や蔵が並ぶ立派なものであったことがわかります。
建物は、明治の初めに売り払われ、周囲の石垣と千早赤阪村吉年に移築された門に当時の面影を残すだけになりました。
陣屋の敷地はしばらく郷学校として使用されましたが、現在はすっかり開墾され畑となっています。
白木陣屋跡「白木さん一万石」 (PDFファイル: 1.1MB)
大阪陣屋サミット-陣屋の魅力と歴史的価値ー
平成30年10月27日(土曜日)に大阪大谷大学で、歴史文化学科公開シンポジウム「大阪陣屋サミット-陣屋の魅力と歴史的価値-」が開催されました。
「大阪陣屋サミット-陣屋の魅力と歴史的価値ー」2018年講演記録
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更新日:2023年03月16日