生活排水計画

本町の生活排水処理施設は、現在、流域下水道及び公共下水道整備の推進が図られています。令和3年4月1日時点における公示済人口普及率は、93.9パーセントで387.17ヘクタールを供用開始しています。その他の家庭及び事業所から排出される生活排水は未処理のまま河川に流れています。

一方、河川や水路は、治水対策として、コンクリート張りの護岸整備が進んできたため、自然の浄化機能を失いつつあります。今後、水辺を憩いの空間とするため池や河川が本来有している生物の良好な成育環境に配慮し、併せて美しい自然環境の保全及び創出を図る必要があります。

これらの課題を解決するため、本町の生活排水処理基本計画を見直し、生活排水の処理を効率的かつ計画的に進めてまいります。

水質汚濁防止法が平成2年に改正され、生活排水対策の推進に関する規定が盛り込まれ、市町村、都道府県及び国の責務と国民の努力を明確にして、特に必要な地域については、生活排水対策重点地域に指定して総合的・計画的に推進していくことになりました。

本町においても、平成8年8月1日に生活排水対策重点地域（下水道処理区域を除く。）の指定を受け、本町にふさわしい生活排水対策、水辺空間づくり等水質保全に係る総合的な事業を計画しているところであるため、平成22年3月に策定した「河南町生活排水対策推進計画」の見直しを行いました。