地域公共交通を考えるシンポジウムを開催しました

更新日:2022年09月30日

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平成22年7月26日(月曜)に「河南町の地域公共交通を考えるシンポジウム」を開催しました。
地域公共交通についての講演、町の公共交通の現状などの報告、参加者の皆さんとの意見交換などを行い、地域における公共交通のあり方について皆さんと一緒に考えることができました。
今後も、地域公共交通の充実のため、検討を進めていきます。

1.公共交通から始める住民と行政のまちづくり(講演)

松村暢彦さん(大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻准教授)

2.交通に関するアンケート結果等報告

平峯 悠さん(特定非営利活動法人地域デザイン研究会理事長)

3.意見交換会

パネリスト

  • 特定非営利活動法人地域デザイン研究会理事長 平峯 悠さん
  • 大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻准教授 松村 暢彦さん
  • 大阪府都市整備部交通道路室都市交通課課長 大森 浩一さん
  • 河南町 副町長 堀井 善久

意見の概要(抜粋)

交通に関するアンケートだけでなく住民行動全般に関するアンケートを行う必要があるのではないか。

平峯さん:昨年度の住民アンケートでは通院や買い物などへの交通手段などについてもアンケートを取っている。
今後更なる情報公開を行うので、ご覧頂いた上で議論していきたい。

金剛バスとの関係について。(バス路線の問題など)

堀井副町長:金剛バスと町双方にとって有益な方法で公共交通問題に取り組んでいきたいと、昨年金剛バスに話をした。
金剛バスとの対話は続けていかなくてはと考えている。

松村さん:既存のバス会社との付き合い方としては、法定協議会を発足して協議の場に出てもらうことや、町の具体的な支援の計画を示すことなどが考えられる。

公共交通を検討する地区の枠組みについて。

松村さん:小学校区を単位にするのが最適。地域のことを考えるということは、交通問題だけを考えるということではない。
小学校のつながりは、使えるネットワークである。

河南町は地域での対話が可能な人口規模であるからこそ、校区別で住民の生の声を聞くシステムを作って欲しい。

平峯さん:行政主導でなく住民主体で議論の場をつくることが必要。

公共交通に携わる人材の育成について

松村さん:住民が地域について最も詳しい人材。行政や専門家はそれをサポートする。

今回のシンポジウムの結果を受けて、今後どのように取り組んでいくのか。

平峯さん:やまなみバスの再編を含め、今後公共交通について議論する場を地域でつくり、行政と地域が双方のコミュニケーションを図っていくのがよい。

さくら坂に持ち帰り、住民主導のコミュニティバス導入の研究・検討に取り組みたい。

平峯さん:持ち帰って場を作っていただければ、ワークショップなどで、住民の意思を共有し、我々も積極的に入っていくつもりがある。

堀井副町長:さくら坂の取組みが、先駆例として各地区の参考になればと思うので、どのような形で進められるか、平峯理事長と相談したい。

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