飼い主のいない猫について

更新日:2022年09月30日

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近年、「猫が庭に入ってきて困る」、「鳴き声がうるさい」、「糞尿で困っている」などの苦情が寄せられています。
これらの問題は、無責任な飼い主が猫を捨てたり、野良猫に餌だけを与えた結果、子猫が産まれて増えてしまったり、飼い猫の外飼いに起因しています。

猫の飼い主の方へ

  1. 室内飼養に努めましょう。
  2. 飼養管理できる頭数にしましょう。
  3. 健康管理をして、飼養場所は常に清潔にしましょう。
  4. 迷い猫になった時に飼い主がわかるように、マイクロチップや名札をつけましょう。
  5. 飼えない子猫が産まれないように、不妊去勢手術をしましょう。
  6. 最後まで責任を持って飼いましょう。

飼い主のいない猫に餌を与えている方へ

「家で猫は飼えないけど、かわいそうなので餌ぐらいなら…」という気持ちは、誰もが一度は思うことです。おなかを空かせた猫に餌をあげたいという気持ちは決して悪いことではありません。

しかし、その猫たちは、ご近所の庭や公園で糞尿をしたり、夜中に鳴き声がうるさいなど、迷惑をかけていませんか?

野良猫に餌を与えることで、その場所に猫は集まってきます。餌をもらった野良猫は、栄養状態が良くなり子猫をたくさん産むようになります。その結果、狭い地域に猫が密集することになり、ますます被害や迷惑が拡大し、猫嫌いの人を増やすことにもなります。
近年、野良猫に無責任に餌を与えていた人が、近隣住民から糞尿、餌の食べ残し、害虫の発生などによる環境の悪化などの被害による慰謝料を請求され、裁判で認められたケースなどがあります。

野良猫は感染症や交通事故などで命を落としやすく、飼い猫に比べて不幸な生涯を送ります。自分の気持ちを満たすために野良猫に餌を与える行為は、かわいそうな野良猫をさらに増やす手助けになっていませんか?

野良猫に餌を与えるときは

餌やりを続けるには、ご近所の理解が必要です。ご近所の方々とルールを決めて、野良猫の世話をしましょう。野良猫の寿命は3~5年と言われており、きちんと管理すれば、その地域から野良猫はいなくなると考えられています。

不幸な猫を増やさないためにも、その地域で適正に管理していきましょう。

主なルール

  • 避妊、去勢手術をする。(かわいそうな猫を増やさないために。)
  • 餌やりのルール(餌を与える場所、時間を決め、食べ終わったら必ず片付ける。)
  • トイレの場所を決める。(周辺環境を清潔に保つために、糞尿管理を行う。)
  • 周辺の清掃(餌の食べ残しや糞尿の掃除を敢行し、周辺に迷惑をかけない。)
  • 室内で飼ってもらえる人に譲渡する。(幸せな猫を増やすために。)

地域猫活動について

人と動物が仲良く共生していくためには、さまざまなルールが必要です。特に、住宅密集地では、近所との距離が近く、周辺住民への配慮が必要になります。

環境省が、人と犬や猫が調和した快適な居住環境の維持向上、人と犬や猫が共生できる町づくりを図るための基本的な配慮事項等をまとめた「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」を作成しました。

また大阪府が所有者のいない猫対策として「所有者のいない猫の適正管理ガイドライン」を作成しました。

これらのガイドラインの中で、飼い主のいない猫への取り組みとして、「地域猫」が紹介されています。

詳しくは、下記をご覧ください。

地域猫活動を適正にされている方を見られたら、活動の趣旨にご理解くださいますようお願いします。

地域猫とは

地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫のことです。

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 住民生活課 衛生係
〒585-8585
大阪府南河内郡河南町大字白木1359番地の6
電話番号:0721-93-2500(内線:125・126)
ファックス番号:0721-93-4691
Eメール:jyumin@town.kanan.osaka.jp
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